ヴォイサリオンXIV「スプーンの盾」昼夜観てきた~!
もうね、幕が上がるとね、薄暗闇の中にタレーランとしてサイドテーブルに肘をついて頬杖して足を組んで台本を見ているDがいるわけですよ。あの佇まい見ただたけで来てよかったと心底思ったね。美しすぎる。
ちらちらと狡猾で冷徹な面も見せるのが堪らなかったぁ…。あの声のトーン大好き。
ナポレオン役の明夫さんが昼公演後、喉の不調でまさかの休演、急遽夜公演は勝平さんに。
日替わりキャストで勝平さんは何回か出演予定だったからもちろんナポレオン役自体は全然問題ないんだろうけど、他のキャストとぶっつけ?と思ってたら、稽古の時には一緒にやったりしてたとのことでそこは大丈夫だったらしい。
キャストが変わるとこんなも違うんだ、というのを図らずも体感できて興味深かったです。
明夫さんのナポレオンはすごく粗野で無骨なカンジが強くて、勝平さんのナポレオンは称えられて驕りが出てきてしまういい意味で史実のナポレオンをより感じさせる小物感を持ったカンジ。
あと、若い頃のシーン、勝平さんは声のトーンを上げてて、めっちゃ工藤新一感あってテンション上がりました(笑)
Dは相変わらず安定の噛まなさ加減。最後の挨拶も胸に片手を当ててお辞儀する貴族スタイル。
ほんと、いってよかった…。