森繁久彌が亡くなった…。大往生ですが、なんていうか、あの人はいつまでも生きていて偶にテレビに出てきて「まだ生きてるんでお忘れなく」と洒脱に笑っていて欲しい存在でした。
今年は結構ショックな訃報が多いなあ。
DFFUTは進展ナシ。
…一体何度戦えばここから出られるんだ…(TT)
たぶんもう30戦は軽く越してると思うよ…。
ケアルかけてくださった方々、ありがとうございますっ
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フリオニールとバッツは「自分に何かを託して逝った相手への気持ちの整理」だったと言っていた。ティナは「過去の罪と向き合う決意」だと。
しかしティーダには、特に思い当たるものがない。父への屈折した愛情は、図らずも2年前この異世界へと親子揃って召喚されたことで昇華された。一部の者達に非難された1000年続いたスピラの死の螺旋を止めたことも罪だなんて思ってはいない。
考え込むティーダの視界の隅で幻光虫が飛び交う。
幻光虫、異界を飛び交う不思議なエネルギー。人の想いを映し出す依り代。そして、ティーダを形作るもの。
「…オレ、ちゃんと生きてるんだよな」
飛び交う幻光虫を見ている内に零れ出た呟き。自分の声が耳に届いて初めて、ティーダは自分が無意識に抱えていた不安に気づいた。
本当は祈り子が見続けた夢である自分。2年前、消滅したはずの存在。こうして奇跡的に現実世界へと再び来られたけれど、それは本当にずっと続いていくものなのだろうか。普通の人として時間を過ごしていけるのだろうか。ユウナを、また泣かせたりせずに済むのだろうか。
1度考えてしまえば先の見えない不安に心が支配されそうだ。
「ティーダッ!」
「へっ!?どわっ」
思考の淵に意識を沈めていたティーダは声と同時に自らにタックルを仕掛けてきた体にまんまと倒される。
突然タックルを仕掛けたジタンは得意気に笑って見せた。
「なんなんスか、いきなり…」
「生きてなきゃタックルなんか出来ないだろ」
「え?」
立ち上がったジタンは、尻餅をついたままのティーダを見下ろして偉そうに腕を組んでみせる。
目を丸くしたティーダの前に、ライトの手が差し出された。
「君は確かに今我々の前に存在している。だからこそ、こうして君を助け起こすこともできるのだから」
それは、ティーダの呟きに対する2人の答えだ。
「だいたいさ、オレ達がクリスタルに祈って呼び戻したんだぜ?そう簡単に消えられて堪るかっての」
「祈り子、だったか?君を呼び戻したいと我々に頼んできた子供は、クリスタルの力を利用すれば大丈夫だと言っていた。それに」
「それに?」
「君が自身の存在を不安に思っては、君を彼女のところに戻したいと、次元を超えたこの異世界にまで我々の助力を願いにきた彼の気持ちを無碍にしてしまうのではないか?」
「それと、オマエに戻って来いって祈ったオレ達の気持ちもな」
信じろ、と彼らは言う。自分の存在を、ではない。自分に戻ってきて欲しい、生きて欲しいと祈った人達の気持ちを信じろと。
知らず、ティーダの顔に笑みが浮かぶ。
自分は確かに生きている。この先も生きていける。ただそう考えるのは難しいけれど、自分に戻って来いと呼び掛けてくれた仲間たちの気持ちを信じることなら容易い。
そうだ、こんなにも心の強い仲間たちが、ただ自分の帰還を願い、女神が遺した力の欠片であるクリスタルの力を使ってくれたのだ。これ程までに心強い支えがあるだろうか。
「そうだよな。みんなのクリスタルの力貰ったんだから、大丈夫ッスよね」
ティーダの手が差し出されたライトの手を掴む。
同時に、ティーダの頭上に現れたクリスタルが真っ直ぐな光を放った。
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端折る詰め込む纏める、と決めて書いてるから仕方ないけど、ホントは皆それぞれまともに書いたらそれだけで1本の話になりそうなものを抱えてるんだよね。さすが全員主人公(笑)