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さすが中国

上海雑技団を見に行ったら劇場の上の階でA級コピー品(<コピー品にもランクがあるんだそーな)を扱ってると言うので面白がって案内して貰いました。
いや〜怪しかった!(笑)
鍵の掛かった一見するとフツーの部屋。中にはコピー品がズラリ(^^ゞ
空港で捕まりたくないし、持つなら本物が欲しいので買いませんが見る分には面白かった〜(笑)
白い粉とか渡されそうな雰囲気だったもん(-。-)y-゚゚゚
あ、雑技団は凄かったですよ<付け足しみたいに書くな(苦笑)


 
続き
 
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暫くノイズが走った後、場面は今までとは全く違う空間になった。少し離れた場所からバンドの演奏が聞こえる。視線の位置も高い。そして、その視線の先には、先程知り合ったリノアがいる。
 2年前、か…?
聞いた話から考えると、タイミングとしてはそこしかないだろう、とクラウドは判断した。
『スコール、ガーデンの指揮をとることになったよね。きっと、とっても大変なんだよね』
リノアの言葉で、これはスコールがバラムガーデン指揮官に任命された直後の出来事なのだと判る。
(……プレッシャーかける気か)
スコールの思考が伝わって、クラウドは苦笑いした。
 俺も大概人のことは言えないが、あんたも人の言葉を穿ちすぎだろう。
『辛いこととかグチ言っちゃいたいときとか、いろんなことが起こると思うの。でも、スコールは全部1人で抱えて、ムスッ〜て黙りこんじゃって悩むにちがいないって話してたの』
 …言えてる。
クラウドがこっそりリノアの言葉に同意していると、スコールの思考が伝わってくる。
(みんなで俺のことを?)
自分の知らないところで他人の話題になる、それが不愉快なのか気になるのか、スコールの心が漣のように揺れたのを感じた。
『みんなスコールのマネが上手なんだよ。わたしもできるんだから。眉毛の間にシワ寄せて、こうやって……』
 上手い。
クラウドは再びこっそりリノアに賛辞を送る。
『俺は帰るぞ』
不機嫌そうなスコールの声が近くで響いて、そういえばこの時まだこの2人は恋人同士ではないんだな、と気づいた。
『ちがう!ごめん!みんなで話してたのは……ええと。スコールが考えてること、1人で答えを出せそうにないこと……。なんでもいいの!そう、なんでもいいの。なんでもいいから、もっとわたしたちに話してってこと。わたしたちで役に立てることがあったら頼ってね、相談してねってこと。そうしてくれたら、わたしたちだって今まで以上にがんばるのにって、キスティスたちと話したの』
リノアの言葉は、どうもこの時にはまだ彼らと距離を置いていたらしいスコールをそれでも心底心配しての言葉だとクラウドには解る。それはたぶん、あの異世界でバッツやジタンたちが事ある毎にスコールに絡んでは邪険に扱われていた光景に近い。
 1人でなんでもできることと、仲間を頼らないことは、決して同じじゃないぞ。
無駄だとは思いつつもスコールにそう語りかけてみる。クラウドだって、そういう境地に辿り着けたのは最近の話なので人にとやかく言える立場にはないと解ってはいるのだが。
だが、伝わってきたスコールの思考に、掛ける言葉を失う。
(他人に頼ると……、いつかつらい思いをするんだ。いつまでも一緒にいられるわけじゃないんだ。自分を信じてくれる仲間がいて、信頼できる大人がいて……。それはとっても居心地のいい世界だけど、それに慣れると大変なんだ。ある日居心地のいい世界から引き離されて誰もいなくなって……)
 そうだな、それは生きてればきっとどこかで経験することだが、あんたはそれをあまりにも幼い時に経験させられたんだな。
クラウドは雨の中泣いていた子供の彼を思い出す。
(知ってるか?それはとってもさびしくて……。それはとってもつらくて……。いつかそういう時が来ちゃうんだ。立ち直るの、大変なんだぞ。だったら……。だったら最初から1人がいい。仲間なんて……いなくていい。ちがうか?)
 違うと、はっきり言えるよスコール。でもお前はそうやって必死に自分に言い聞かせて、そうやって自分を守ってたんだ。自分の弱さを自覚してるから、2度もその喪失感に耐えられないと知っていたから。
クラウドがそう思った時、意識をすっと引き上げられるのを感じた。そのまま暗転。
次に視界が開けたとき、そこはスコールの意識ではなく、現実世界で。
窓から光が射し込み、隣りのベッドを見ればオニオンがぐっすり眠っていた。
 
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「立ち直るの、大変なんだぞ」もスーの必死の自己防衛が伝わってきて哀しいですよね。
この辺りのスーのモノローグは、特に口調が幼くて、かわいい。