まだ8月なのにだいぶ涼しくなったなあ。汗かかなかった。
でもまあ、そう思ってると9月に入ってまたグッと暑くなったりするんだよね。
どーでもいいですが、メタルキング狩りをしてるとしみじみ思うの。すぐ逃げ出すならぶつかってくるな…!
スキルポイントを貯めるべく地道にプレイ~
ケアルかけてくださった方々、ありがとうございます~
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「スコールが目を醒ましたのは結局、事件から3日も経ってからだったわ。私たちは、スコールが魔女の力を継承していないことを願っていたけど…やっぱり、ダメだった」
キスティスが当時の様子を話し始める。
スコールも、当然自分の身に起きた現象は自覚していた。彼は取り乱した様子もなく、静かにシドの仮説を聴いていたという。その後の確認実験の際も淡々としていた。
「確認実験って?」
「本当にスコールが魔女…しかも、ハイン以来の強力な魔女の力を有しているか、不老不死に近しい存在になってしまったのか、確かめたの。まあ、比較実験でしかないけど」
魔力の強弱は、基礎的な魔法を放てばすぐに知れる。元々、魔女のみが使える本物の魔法と技術を習得すれば誰でも使える疑似魔法とでは威力に歴然とした差があったが、スコールが放つ魔法は更にその上をいく威力だった。ファイアを放てば疑似魔法のファイガ以上の炎が上がり、ケアルを使えば疑似魔法のケアルガ以上の回復効果があった。更にスコールは、疑似魔法のファイアやケアル程度にその威力を自分でコントロールすることもできた。
「それから、スコールの体の異常な回復力」
「それはどうやって確かめたんだ?」
その質問に、キスティスが信じられない、とでも言うように首を振って答える。
「わざと怪我をしたのよ。ナイフを握り締めてね。掌がザックリ」
「そんなこと…」
「誤解しないでほしいんだけど、私たちはそんなこと頼んでないわよ?不老不死の件については、推測だけで確かめようとも確かめられるとも私たちは思ってなかった…。だけど、スコールが自分で、ね。当然と言えば当然だったわ、不老不死の件を誰よりも確かめたかったのはスコール本人だもの。魔法を使わずに手当てして、普通なら全治2週間、傷痕も残るような怪我が、翌々日には綺麗さっぱり跡形もなくなってたわ」
普通の人間とは比べ物にならないスピードで体内の新陳代謝が行われているのだろうと思われたが、実際のところはよく解らないという。不老不死という現象が魔女の力という科学とは別次元とも言うべきものによって引き起こされている以上、はっきりとした分析は不可能だったのだ。
スコールは魔女の力を継承した。それが確定的となり、バラムガーデンは慎重に対応を検討することとなった。とりあえずその事実を知っているのはクレイマー夫妻とキスティス、ゼル、保健医であるカドワキ、そしてリノアの6名のみ。同じバラムガーデン内にはいても名目上軟禁状態にあるサイファーにも知らせなかったし、その頃既にトラビアガーデンへ転校していたセルフィやガルバディアガーデンに戻っていたアーヴァインにも連絡はしなかったのだという。サイファーと同じく軟禁されているはずのイデアが知らされていたのは、事が魔女に関する事象だったからだ。人生の大部分を魔女として過ごしてきたイデアは魔女を知る上で貴重な存在だった。
「万が一通信が傍受でもされていて情報が洩れたら大変だし、かといって、事件があってすぐに共に戦った仲間を呼び寄せたりしたら、何か由々しき事態が起こっていますと勘繰って下さいと言ってるようなものでしょ」
真実を知る6名はこの件に関して絶対に情報を洩らさないことを誓い、当面表向きは今までと変わらずに過ごすことに決めた。
幸い魔女の力の継承は傍目で判るものではないし、スコールが魔力をコントロールできることも大きい。それに伝説のSeeDたるスコールが直接戦闘に参加するほどの事態はそうそう起こるものではなく、当分はそれで誤魔化せるはずだった。スコールがガーデンを卒業するまでに、何か具体的な策を考えようという話になったのだ。
「『魔女を抑えられる伝説のSeeD』への信頼でとりあえず安定している世界情勢だもの。伝説のSeeDが魔女、しかもハインの再来とも言える完全な魔女の力を得たなんて知られたら、世間は恐慌状態になる。…それだけじゃない、スコールに、畏怖や敵意、害意が集中してしまうことになる。それはどうしても回避したかったの」
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…長い(泣)