朝起きたら、左に首がまわせなかった…。
そんなに変な体勢で寝てないと思うんだけどなあ。
だいぶマシになったけど、まだ痛い。やーねー(笑)
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>どこの会社にも~ の方
まあ、自分も誰かの神経逆撫でしてる可能性はあるのでお互い様だとは思うんですけど、やっぱりカチンとくるものは来ちゃうんですよねぇ(苦笑)
ケアルかけてくださった方々、ありがとうございますっ!
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シドは「こんなにたくさん話すことなんて滅多にないから喉が乾きますねぇ」と言って笑った後、さて、と再び話に戻る姿勢になった。
「ハインが命を代償に呪いを掛けたと言っても、勿論すぐに死んだわけではありません。無限、もしくは無限に近い時間を与えられていた寿命が、先が見える程度の有限になった、人並みになったという話ですからね。ハインはその身を隠し寿命が尽きるその時まで生きたはずです。ではいったいどこで?どうやって?」
強大な魔力は保っていても、時と共に衰えていく体を抱え、それまでのように人の手が届かない場所で身を隠して生きるのは無理がある、とシドは言う。
「私はね、ハインは人の中に紛れたんだと思うんですよ」
「人の、中…?」
「少数ではあっても、ハインを支持…というより崇拝する人々がいたはずです。思い出して下さい。ハインは世界を創り人を創った始祖の魔女なんですよ?たまたまこの世界では『魔女』という呼び方になりましたが、まるっきり神と言っていい存在です。恐らくハインが人を創った当初、人々はハインを神として崇めていたことでしょう。ですが、ハインが長い眠りに就き、人口が増えていくに従いハインの存在は伝承の登場人物にしか過ぎなくなり、相対的にハインを崇める人々は少数派となってしまった…。宗教と言って差し支えないでしょう。ハインが目覚めた時、ハインは単なる1宗教の神にされてしまっていたのです。ハインにしてみれば怒り心頭といったところだったでしょうね。まあそれはさておき、有限の命となったハインは、自分を崇拝する一派に匿われ、彼らが形成する集落の中で敬われ、崇められて生きたんだと考えています。ハイン1人でどこか人の手の届かない場所で生きるよりも、そちらの方が合理的です」
自分を崇拝する人々に囲まれたハインの暮らしはそれこそ上げ膳据え膳だったはず、と付け加えたシドは、更に続ける。
「自分を崇め献身的に世話をする人々は、ハインの眼には非常に好ましく映ったと思います。世界の大多数の人に対する憎悪の分、余計に好ましく感じたでしょうね。何故ならその少数の人々こそが、本来ハインが創った『人』の姿なんですから。そしてハインは、世界に呪いとして半身を分けたのとは逆に、もう一方の半身を自分を崇める少数の人々に残してやろうと考えたんじゃないかと思うんですよ」
伝承を見る限り、元々ハインは自分が疲れたから代わりに働く人を創って自分は寝てしまえ、だとか、起きたら人が増えすぎていたから数の抑制の為に子供を殺してしまえ、だとか、非常に感情的・短絡的に考えるタイプだ。自分の思い通りにならない大多数の人間への憎しみと相俟って、自分が想定した本来人の在るべき姿を実践するその少数の人々に、大きく情を動かされるのは必至だっただろう。
そこまで説明したシドは「ではここで問題です」と9人を見回した。
「ハインに残った半身が、人に与えた半身…不老不死の力の対となる器だと言いましたが、その器とは具体的に言うと何でしょう?」
そう言うシドの表情はまるっきりクイズ番組の司会者のそれだ。残念ながら解答者である9人のうちクラウドとティーダを除く7人にはクイズ番組という物自体が解らないのでそんな連想をしようがないが、それでもシドが妙に愉しそうなのは見て取った。
ちなみに、「はいはい、オレ解るぜ~」と観客席からフライングで答えようとしたラグナは、有無を言わさずウォードの手で口を塞がれた。
「器ってそりゃ、体、だろ?」
ジタンが答えれば、「もっと具体的にですよ」とシドが返す。暫く首を捻っていた9人だが、やがてふと思い当たった、というようにクラウドが顔を上げた。
「血…血脈か」
「ほぼ正解ですね」
シドは軽く拍手するジェスチャーをすると、こう続ける。
「もっと具体的に言うならば、器とはハインの遺伝子…DNAです」
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ここまで書くと、魔女っ子理論がどういうものなのか、ほぼ察しはつくかと。